目次
はじめに
年末ということで制作の振り返りをしようと思います。
2021年に作った作品を振り返ろうと思います。
僕はProcessingの制作活動を今年の4月末から始めましたので、
4月以降から作成した作品を一部紹介していきます。
4月
僕が初めて制作した作品になります。
ellipse関数をfor文で繰り返し呼び出して、キャンバスいっぱいに描画しました。
色もrandom関数で複数の色を使用しました。
カラフルな円をランダムに描画しているだけですが、
個人的にシンプルでお気に入りの作品だなと思っています。
5月
こちらはシンボルマークとして使っている作品となります。
制作を初めて三角関数を使い始めた時にたまたまできた作品です。
円の半径を徐々に小さくしていきつつ、strokeWeight関数の値を大きくして
点描画していくと出来上がります。
シルエットがシンプルで丸みがあり、何の生き物かどうかは分からない感じが
とても気に入っています。
今後も相棒として使っていこうと思います笑
6月
この作品は構図がとても上手くいったと思っている作品です。
ランダムに平行な線を引くだけで水に浮いている生き物を表現できました。
シンプルを突き詰める際にはかなり重要な表現方法だと思います。
生き物の配置と配色にもこだわり、自分がパッとみた時に気持ち良いと
感じるものにしました。
7月
僕は色をたくさん使う絵があまり好きではないですが、
この作品はR:0~255, G:0~255 ,B:0~255のすべての色のバリエーションをランダムに使用しました。
驚いたことに全く違和感がなく、むしろ第一印象が気持ち良い感覚でした。
作り方はかなりシンプルで、四角形をfor文で横に移動させながら描画し、
色をグラデーションをつけました。
円は正円ではなく、歪な円を何百個も描画することで躍動感を出してみました。
ポイントとして、太めの黒の輪郭線をつけると絵が締まって良い感じになります。
8月
この作品は豊田市美術館のモンドリアン展にいった時に、モチーフにした作品です。
モンドリアンがProcessingを知ったら間違いなくハマりそうだなって思うぐらい
幾何学的な作品がたくさんありました。
少し丸みを持たせた四角形でキャンバスを再帰的に分割していき、
輪郭線を背景色と同じ白にすることで、四角形が小さくなっている部分が
白に戻っていく感じを表現しました。
配色は相変わらず気持ち良い色を使いました笑
9月
8月と同様に再起処理にハマっていた時期なので、シェルピンスキーのギャスケットを
使った作品にしました。
この作品は浮世絵をモチーフとしています。
背景を和紙っぽくしたかったので、和紙を細かいところまで観察したのを覚えています笑
白の円も水彩画みたいな感じにするため、少し薄めの白を使用しました。
何だかProcessingという無機質なものに、浮世絵という日本らしさが融合して、
自分のやりたかったことが表現できた作品だなと思っています。
10月
10月はNature of Codeを読んでいたので、アニメーションにハマっていた時期になります。
音楽から周波数を取得し、図形の大きさと連動させることでインタラクティブな作品ができました。
僕はDeep Chillという音に深みのあるジャンルの音楽が好きなので、その音楽を使用した
作品となっています。音楽とアニメーションの雰囲気がマッチしていると思います。
三角関数を使用し指定した角度になったらvertex関数を呼び出すようにfor文を書くと
正多角形ができます。
この正多角形を沢山使用して作品を作りました。
11月
この作品はnoise関数の使い方を勉強していた時にできた作品です。
noise関数といえば年輪を作ってみたかったので、挑戦してみました。
年輪の一番外の直径を下に伸ばして切り株風にしてみました。
切り株の中には小さな芽を出して、木の成長過程が想像できるような意味を持たせてみました。
絵に自分の思いを入れてみるところも、視覚的だけではなく見た人の頭の中で
想像力が膨らむので、作品に深みが出るかなと思います。
この頃から2Dで立体感を出すことを突き詰め始めた気がします。
12月
この作品はある人を想像して描いた作品です。
その人の雰囲気や色を想像して、シンプルな構図で作りました。
絵にその人の温かみを出してみたかったので、手書き感を極限まで突き詰めました。
Processingは無機質な感じの絵が出来てしまうのが悩みでしたが、自分の作りたかったものができた気がします。
まとめ
今年の4月から制作を始めて、Processingを通じて芸術的な学びが多かった一年だと思います。
今年はリアルな場での展示も考えているので、上手くいけるように頑張りたいと思います。
TwitterやInstagramで沢山の方の作品から感性を磨いたり、交流をしたり楽しかったです。
今後も制作を続けていくので、よろしくお願いします。
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